本日6/27はNeural Network Librariesをオープンソースとしてリリースしてからちょうど1年の日です。
そして、この1周年の記念となる日に、version 1.0をリリースいたしました。ユーザー、開発メンバー、その他サポートしてくださる皆様のおかげで1年間やってこれたことを嬉しく思うとともに、この場を借りて感謝を申し上げます。
オープンソースの最初のバージョンとなるv0.9から数々の強力な新機能の追加や改善を重ねて参りました。
どこでも動く
- Python2/3の両方対応
- macOS対応
- C++による推論サンプル
- C++による学習サンプル
- Android NDKビルド対応
- Cランタイム
- ONNXとの相互コンバーター
- CUDAランタイムバージョンごとのPythonバイナリの提供
高いパフォーマンス
Neural Network Console (NNC)との連携
便利機能
数々の最新手法の学習・推論
多くの手法をまとめたリポジトリを作成しました。
GANs
Network compaction techniques
Visual recognition models
その他
数々の関数追加
- 量子化レイヤー (fixed-point and power-of-2)
- Depthwise Convolution / Deconvolution
- FFT/IFFT
- その他合計141個 Functions | Parametric Functions
追って、各機能についてより詳しい情報をブログに投稿していきます。
ここからは、より機能を強化していき、NNC連携、C-runtimeやONNXコンバーターなどのように、ディープラーニングの設計から実装・デプロイまでの開発フローをend-to-endにサポートするフレームワークとして強化を行っていきます。
また、同じくソニーから公開されているGUIのディープラーニング開発環境であるNeural Network Console (NNC) の方もクラウド正式版が公開されています。セットアップの手間なく、マルチGPUによる高速な学習を行うことができます。開発フローにおけるNNCとの連携もより強化し便利なものにしていきます。ぜひ、ご活用ください。