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Neural Network Libraries v1.16.0をリリースしました!

2021年2月3日 水曜日

リリース

Posted by Takuya Yashima

Neural Network Libraries v1.16.0をリリースしました!

Spotlight

Out-of-Core training (CPU / CUDA)

GPUを利用した学習・推論時に、パラメータや計算結果をCPUメモリに自動で退避させながら演算を行うことで、GPUメモリ以上のモデル・データを実行することができるOut-of-Core (OoC) trainingの機能を追加しました。Algorithmの詳細はこちらの論文に公開しており、この手法の公式実装となります。
OoC機能は、以下のように、既存のnnablaのコードに数行追加するだけで簡単に利用することができます。

# scheduerの定義
scheduler = lms_scheduler(ctx,
                          use_lms=True,
                          gpu_memory_size=3.5e9,
                          window_length=5e9)
...
# 適用範囲をwithスコープで指定
with scheduler:
  loss.forward(clear_no_need_grad=True)
  solver.zero_grad()
  loss.backward(clear_buffer=True)
  solver.update()

また、nnabla-examplesのgithubレポジトリOoC機能を利用したColabデモも公開しております。詳しい利用方法やOoC機能の有効性など、実際にお試しいただける内容となっておりますので、是非そちらもご覧ください。

CenterNet

物体認識モデルの1つであるCenterNetのExampleが新たに追加されました!
CenterNetはYOLOなどの既存の物体検出で用いられていたアンカーを利用せず、1つの物体を1つの点とみなすことで高速・高精度な検出を可能にしたモデルです。
以下はNNabla実装のCenterNetによって物体検出を行った例です(画像オリジナルCenterNetのレポジトリより)。

学習済みモデルもダウンロード可能になっており、すぐにCenterNetを用いた推論ができるようになっています。こちらもあわせて試してみてください!

バグ修正

ビルド関連

ドキュメントの追加・修正

フォーマットコンバーターの機能改善

ユーティリティの機能改善

Exampleの新規追加