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Neural Network Libraries v1.6.0をリリースしました!Adaptive Separable ConvolutionやPatch Correlationをはじめとした様々な関数が追加されました!

2020年3月10日 火曜日

リリース

Posted by Takuya Yashima

Neural Network Libraries v1.6.0をリリースしました!RNN系の関数がCPUでも実行可能になったほか、オプティカルフローやビデオフレーム補完などに有用な関数をはじめ、様々な関数・新機能が追加されました!

スポットライト

RNN/GRU/LSTMのCPU版が実装されました!

これまでRNN系の関数はGPUでしか使うことができませんでしたが、本バージョンからCPU実装が追加されました!これによって限られたリソースをもつような軽量・低消費電力のデバイスでもRNNなどが使えるようになりました!

Adaptive Separable Convolution

こちらの論文で提案された動画のフレーム補完に用いられる2D Adaptive Separable Convolutionが追加されました!入力サンプル/ピクセルに依存する2Dカーネルを生成し、それを用いてConvolution演算を行います。すべての入力に対するBackward演算もサポートしています。

DeconvolutionのNHWCフォーマット対応

ConvolutionやPoolingレイヤーについてはすでにNHWCフォーマット対応(channel_last=True時)がされていましたが、本バージョンからDeconvolutionもNHWCフォーマットに対応しました!これによりMixed Precision Training時にもDeconvolutionを最適な形で実行できるようになりました!

Patch Correlation

二枚の画像間のパッチ相関を計算するPatch Correlationが追加されました!パッチとシフトに関してはユーザーが細かく設定することが可能で、またパディングも適用することが可能です。これはFlowNetPWC-Netといった、オプティカルフローを用いるネットワークに特に有用な関数となっています。

レイヤー関数の新規追加・改善

バグ修正・ドキュメントの追加・修正

ビルド関連

コア機能の追加・改善

ユーティリティの機能改善

フォーマットコンバーターの機能改善

Exampleの機能改善