Google ColabはGoogle社によって提供されている、手軽にDeepLearningを体験できる環境です。
曰く「完全にクラウドで実行される Jupyter ノートブック環境です。設定不要で、無料でご利用になれます。」という素晴らしい環境です。
ここでは、このGoogle ColabでNeural Network Librariesのtutorialを実行する方法をご紹介します。
Google Colabにアクセスするとノートブックの選択画面が開きます。
GITHUBを選択し、検索ボックスに「sony/nnabla」と入力すると Neural Network LibrariesのGitHubレポジトリにある.ipynbファイルを検索して表示します。
ここでは、「tutorial/by_examples.ipynb」を開いてみましょう。
Jupyter Notebookが開きますが、このままでは使用することができません。いくつかの設定を行う必要があります。
まず、GPUを利用するために、「ランタイム」→「ランタイムのタイプを変更」 を実行します。
「ハードウェアのアクセラレータ」を「GPU」に変更します。
その後、「接続」をクリックします。
GPUバックエンドに接続できました。
あと少し準備が必要です。「+コード」をクリックして、
!pip install nnabla-ext-cuda100
を入力して、CTRL+ENTERで実行します。ここでランタイムをリセットするかどうか聞かれたらOKを押してリセットしてください。
同様にして、
!git clone https://github.com/sony/nnabla.git
%cd nnabla/tutorial
も実行します。
これで準備完了です!
これより後ろを一つずつじっくり実行して動作を確認してもよいですし、「ランタイム」→ 「以降のセルを実行」ですべて実行して、結果をゆっくり見てもよいと思います。
他のtutorialも同様に実行できますので、ぜひNeural Network Librariesの世界をお楽しみ下さい。